私が小学生の頃の話ですが、クラスメートの男の子がいなくなったとの連絡を受けました。

 

私は割とその子と仲が良かったので、何か知らないかと聞かれたのですが、私は何も知りませんでした。

 

どこに行くと聞いたわけでもありませんし、その日だって挨拶を交わしたくらいでした。

 

とりあえず手分けして色んなところを探しました。

 

近所ももちろん探しましたし、車や自転車で遠くまで探す人もいました。

 

見つかったのは、夜10時頃だったと思います。

 

学区よりも遥かに離れた公園のベンチで寝ていました。

 

所持品が何もなかったので見つけた人は焦ったみたいですが、どうやら元から手ぶらだったようです。

 

では何故そんなところにいたかというと、歩いている猫を追いかけたらここまで来てしまったという、フィクションのような話でした。

 

もちろんこっぴどく怒られたみたいですが、寝起きだったためあまり覚えていないとのことです。

 

それからその子のあだ名は、ネコになりました。

 

元々見た目が猫っぽい子でしたし、あながち間違ってもいないのですが、安易なあだ名だと思った記憶はあります。

 

確かそれからしばらくは、その子のお母さんが送り迎えをしていました。

 

心配になるのも無理はありません。

 

それから急に失踪するということはありませんでしたが、どこかにふらっと行こうとすると周りが物凄い反応をするようになったみたいです。

 

当たり前だろうと思いましたが、それが何年も続いたとのことで、さすがに鬱陶しいかもと思ってしまいました。